Googleは8月17日、仙台市内で岩手県、宮城県、福島県内の高校生を対象とした「第1回Googleサイエンスフェア in 東北の研究発表会」を実施した。アンバサダー賞は、宮城県仙台第二高等学校の山中美慧さんが受賞した。 Googleでは、2011年から全世界の13才~18才を対象とした科学コンテスト「Google Science Fair」を実施している。日本国内では、今回が初開催となる。「Google サイエンスフェア in 東北 2013」は、科学をより身近に感じ、その可能性を知ってもらおうと、岩手県、宮城県、福島県の高校生と高等専門学校生を対象に開催。20校、38チーム、102名の高校生が発表会に参加し、生物学、工学、物理学などをテーマに研究成果を発表した。 高校生がより自由に発想し、新しいアイディアを試す勇気を後押しをするため、今回は東北大学協力のもと「メンタープログラム」を導入。東北大学の学生63名がメンタープログラムに参加し、約3か月にわたり高校生の研究活動をサポートした。 日本科学未来館と東北大学、Google、高校生、メンターが「独創的なアイディアであるか」「科学的な手法を踏まえて、しっかりした研究がなされているか」「構成が仮説、検証、考察という流れで、わかりやすくまとまっているか」を基準に審査した結果、「日本科学未来館賞」「東北大学審査員賞」「Google賞」「オーディエンス賞」を決定。この4賞の中から、会場全員の投票で「アンバサダー賞」を決定した。 日本科学未来館 科学コミュニケーション特別主監の北澤宏一先生は、「高校生らしく、身近なところから好奇心を持って考えられた、良い研究が多かった。研究を続けてより『サイエンス』に近づけていくことを期待している。これからも、いつでも好奇心を持ってあらゆることに興味を持ち続けて育ってほしい。今後も頑張っていただきたい。」とコメントした。◆「Google サイエンスフェア in 東北 2013」受賞者【アンバサダー賞】宮城県仙台第二高等学校 チーム名:あじさい山中美慧(ヤマナカ ミエ)研究テーマ:「あじさいで発電!?」【日本科学未来館賞】福島県立郡山北工業高等学校 郡山北工業高校化工科トマト研究チーム草野椋祐(クサノ リョウスケ)、石川夏子(イシカワ ナツコ)、遠藤朋美(エンドウ トモミ)研究テーマ:トマト茎と葉を原料とした機能性梱包容器の開発【東北大学審査員賞】宮城県農業高等学校 科学部復興プロジェクトチーム大久駿(オオヒサ シュン)、千葉悠也(チバ ユウヤ)、佐藤和人(サトウ カズト)研究テーマ:育てる桜へ~簡易な根群域除塩法の開発と普及~【Google賞】福島県立会津学鳳高等学校 SSH探究部 アブラナ班山本純(ヤマモト ジュン)、相原佳奈(アイハラ カナ)、佐藤由輝(サトウ ユウキ)研究テーマ:アブラナ科植物の耐塩性に関する研究【オーディエンス賞】オーディエンス賞は、本サイエンスフェアに参加した高校生、メンターの投票で決定。宮城県仙台第二高等学校 チーム名:あじさい山中美慧(ヤマナカ ミエ)研究テーマ:「あじさいで発電!?」【審査員特別賞】宮城県仙台第三高等学校 三日月チーム鈴木沙也香(スズキ サヤカ)、工藤由佳(クドウ ユカ)研究テーマ:「宮城県内のミカヅキモデータベース作成に向けたジュズミカヅキモTM01株のキャラクタライズ」宮城県古川黎明高等学校 ゲジ班中澤智志(ナカザワ サトシ)、林滉太(ハヤシ コウタ)、山崎道隆(ヤマサキ ミチタカ)研究テーマ:「ゲジの足の自切と歩行速度について」
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