スマホに潜む子どもの危険を疑似体験…大人向け情報モラル教育用無料アプリ

 情報セキュリティメーカーのデジタルアーツは、 未成年者がスマートフォンを安全に正しく利用できるよう、情報モラルを身につけてもらうことを目的とした教育用無料アプリ「スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ」を8月21日より提供する。

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 情報セキュリティメーカーのデジタルアーツは、 未成年者がスマートフォンを安全に正しく利用できるよう、情報モラルを身につけてもらうことを目的とした教育用無料アプリ「スマホにひそむ危険 疑似体験アプリ」(iOS版・アンドロイド版)を8月21日より提供する。

 未成年者のスマートフォン所有率が高まるにつれ、従来の携帯電話では想定できなかった利用上のトラブルが問題視されている。一方で、未成年者に安全な利用法を教える立場である保護者や教職員は、スマートフォンの操作方法や急速に増加するアプリの知識や使い方を学ぶ機会が少ないために、トラブルが発生する原因を理解するのが難しく、具体的な対策法がわからずにいるのが現状だという。

 今回提供されるアプリは、スマートフォン利用時に未成年者が直面している危険を利用者自身で疑似体験できるというもの。現在問題となっている未成年者の利用上トラブルから、「出会い系被害」「個人情報漏えい」「高額請求」「ネットいじめ」の4つのテーマがそれぞれストーリー仕立てになっている。

 疑似体験を通じて保護者や教職員が被害の起こる仕組みやその結果をより現実的に理解し、スマートフォン上で起こるトラブルを未成年者自身に回避させるだけの知識を身につけてもらうことが狙いだ。

 またデジタルアーツは未成年者のインターネット利用に対し、早急な情報モラル教育とフィルタリングの活用を呼び掛けているが、フィルタリングは子どもの成長に合わせ補助として活用していくのがもっとも効果的だとし、今後も教職員やPTAに対し、未成年者の情報モラル教育活動を提案していくという。

 インターネットが身近になるほど、トラブルに巻き込まれる可能性も高くなる。未成年者が自分自身で危機管理ができるよう、教える立場の保護者や教員たちも、スマートフォンやアプリの進化のスピードについていく必要がありそうだ。
《横井真里》

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