家族旅行の理想は年3.8回、現実は1.5回…子育て中の女性の7割「行きづらくなった」

 子育て中の女性の多くが、子どもの誕生をきっかけに家族旅行へ行きづらくなったと感じており、理想の年3.8回に対し、現実は1.5回とギャップがあることが、「子連れのファミリー旅行についてのアンケート調査」の結果から浮き彫りになった。

趣味・娯楽 その他
家族旅行は好きか
  • 家族旅行は好きか
  • 子どもが生まれてからの家族旅行の回数
  • 子連れ旅行の不安や心配な点、苦労したこと
  • 宿泊施設に充実してほしいと思う点
 子育て中の女性の7割が、子どもの誕生をきっかけに家族旅行へ行きづらくなったと感じており、理想の年3.8回に対し、現実は1.5回とギャップがあることが、「子連れのファミリー旅行についてのアンケート調査」の結果から浮き彫りになった。

 調査は、リゾート施設を運営する星野リゾートが、ニフティが運営する主婦向けサイト「シュフモ」と共同で、子どもがいる女性3,969人を対象に実施した。

 家族旅行については、94.3%と大多数が「好き」とした一方、68.8%が「子どもが生まれてから家族旅行に行く機会がなくなった、減ってしまった」と回答。旅行回数では、実際に1年間に国内旅行に行った回数は平均1.5回だったが、希望は平均3.8回。海外旅行でも、実際に行ったのは平均0.1回だったが、希望は平均1.2回と、理想と現実には大きな開きが見られた。

 「子連れ旅行の不安や心配な点、苦労したこと」をたずねる質問では、「食事処での他の利用客への迷惑」(49.3%)、「部屋での他の宿泊客への迷惑」(39.2%)、「着替えの準備」(39.0%)などが上位にランクイン。「宿泊施設に充実してほしいと思う点」については、「子どもの食事」(63.1%)、「子どもに安心・安全な部屋や設備」(58.9%)、「スタッフの気遣い」(55.6%)、「子ども用の遊び場」(52.6%)が過半数以上の支持を集めた。

 このほか、家族旅行の発案者は、「主にパートナー、どちらかというとパートナー」が34.5%に対し、「主に自分、どちらかというと自分」と回答した人が59.3%を占めた。宿泊施設やプランの決定者も「パートナー」の32.2%に対し、「自分」は61.7%と2倍の開きがあり、家族旅行の主導権は女性が握っている実態も明らかになった。
《奥山直美》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top