おふくろの味健在、4割以上が親からの情報を食事作りの参考に…パルシステム調査

 パルシステム生活協同組合連合会は「子どもの食と未来を考える調査」を実施、公表した。それによると、子どもの食事に関する情報を何から得ているかとの問いに「自分や配偶者の親から得ている」との回答が4割を超え、第1位になった。

生活・健康
子どもの食事に関する情報を何から得ているか
  • 子どもの食事に関する情報を何から得ているか
  • 日頃の子どもの食事について、気をつけていること
  • 子どもと母親自身の野菜摂取状況
 パルシステム生活協同組合連合会は「子どもの食と未来を考える調査」を実施、公表した。それによると、子どもの食事に関する情報を何から得ているかとの問いに「自分や配偶者の親から得ている」との回答が4割を超え、第1位になった。

 料理番組や、料理サイトなどさまざまな情報がボタン一つで手に入るような時代にあっても、おふくろの味は子どもの食事作りにしっかりと受け継がれているようだ。第2位の「TV番組」30.4%と10ポイント以上の差をつけており、親への尊敬や信頼を感じる結果だ。

 また、日頃の子どもの食事について気を付けていることは「三食きちんと食べさせるようにしている」57.6%と6割近くがついつい抜いてしまいがちな朝食の必要性を感じ、子どものために食べさせようとしてることがわかった。

 また「好き嫌いなく食べさせるようにしている」51.2%、「多くの品目を食べさせるようにしている」44.4%、「栄養に偏りがないようにしている」44.1%と食事の内容にも心を砕いていることがわかる。その反面、「安全・安心な食材を使うようにしている」と答えたのはわずか36.8%で、6割以上が気になってはいてもそこまでは至っていないという結果となった。

 さらに子どもの野菜摂取状況をみると「不足していると思う」「たぶん不足していると思う」を合わせると79%と8割近い子どもが野菜不足な状況が明らかに。また母親自身の野菜不足も浮き彫りとなり、母親の摂取状況がそのまま子どもの摂取状況につながることも調査でわかった。

 この調査はモバイルリサーチにより7月26日から29日までの4日間において、20歳から49歳で幼児から高校生までの子どもの母親を対象に1,000人の有効サンプルを集計し調査した。
《田邊良恵》

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