学校給食が必要だと思う母親は95.7%…学校給食に関する調査

 パルシステム生活協同組合連合会は、「学校給食に関する調査2013」として、9月20日から9月26日の7日間、携帯電話によるインターネットリサーチを実施し、小学生の子どもを持つ30歳から49歳の母親1,000名の回答を集計した。

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学校に給食は必要だと思うか、それとも思わないか
  • 学校に給食は必要だと思うか、それとも思わないか
  • 子どもが喜ぶ、学校給食のメニュー
  • 《学年別》子どもが喜ぶ、学校給食のメニュー
  • 自分がもう一度食べたいと思う学校給食のメニュー
  • 学校給食を通じて、子どもに何を“身につけて欲しい”、“学んで欲しい”こと
 パルシステム生活協同組合連合会は、「学校給食に関する調査2013」として、9月20日から9月26日の7日間、携帯電話によるインターネットリサーチを実施し、小学生の子どもを持つ30歳から49歳の母親1,000名の回答を集計した。

 同調査で、子どもが喜ぶ給食メニューを聞いたところ、1位は「カレーライス」(75.1%)となり、カレーライスは小学生の4人に3人が好きな給食メニューであることがわかった。2位は「鶏のから揚げ」(69.0%)、3位は「ハンバーグ」(62.0%)だった。子どもの学年区分別にみると、1位の「カレ―ライス」は、特に低学年で人気が高く、79.3%と8割近くになった。

 続いて、母親たちに、自分がもう一度食べたいと思う給食メニューを聞いたところ、もっとも多かったのは「揚げパン」で23.0%だった。その次に多かったのは、「ソフト麺」(15.2%)となり、それ以降は「カレーライス」(9.1%)、「くじら料理」(8.9%)が続いた。 年代別にみると、「くじら料理」をもう一度食べたいとしたのは30代よりも40代で高く、30代の5.0%に対し、40代ではその2倍以上の12.8%となった。

 また、母親たちに、自分の子どもが食べ残しをした場合、どのように指導してほしいと思っているか聞いたところ、もっとも多かったのは、「少しずつでも食べられるように促す」で72.0%、「残さず食べるように促す」は17.4%、「嫌いなものは無理に食べさせない」は 6.9%、「ペナルティを課す(黒板掃除や宿題が増えるなど)」は0.4%となった。

 そこで、子どもたちが給食を食べ残さないようにするには、どのような工夫をしたらよいと思うか聞いたところ、「個人に合わせた量を配る」(70.3%)がもっとも多く、次いで、「食べ物の大切さを話し合う」(62.8%)、「友だちと助け合う」(13.0%)、「子どもたちの好きなメニューの登場回数を増やす」(10.2%)、「残さず食べたらご褒美を与える」(7.6%)が続いた。

 このほか、学校給食を通じて、子どもに何を「身につけて欲しい」、「学んで欲しい」と期待しているのか全回答者に聞いたところ、「食べ物の大切さ」(82.9%)がもっとも多かった。次いで、「食事ができることへの感謝の気持ち」(74.1%)、「“いただきます”、“ごちそうさま”の挨拶」(71.1%)、「食材の栄養、栄養のバランス」(64.7%)、「正しい食事の作法」(51.8%)が続いた。

 最後に、全回答者に対し、学校に給食は必要だと思うか、思わないか聞いたところ、「必要だと思う」が95.7%となり、大多数の母親が給食の必要性を感じている結果となった。

学校に給食は必要だと思う? 思わない?…学校給食に関する調査

《浦和 武蔵》

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