日本ユニセフ協会は11月22日、フィリピン台風で被災した子どもたちの栄養状態や、ユニセフの取り組みについて発表した。これによると、被災地では135万人の幼児に栄養不良の恐れがあることがわかった。 政府やユニセフなどの専門家で構成されるNational Nutrition Cluster(栄養問題クラスター/対策委員会)によると、フィリピン台風で被災した子どもたちは500万人にのぼるが、このうち135万人の5歳未満児に栄養不良の恐れがあるという。ユニセフは、この問題を最優先課題の1つとして、水や衛生問題への対応、栄養不良治療用の食品の支援などを行っている。 また、ユニセフは、台風被害の混乱で家族と離れてしまった子どもたちを発見・保護し、家族が再会できるためのシステムを11月22日からタクロバンに設置した。これは携帯電話を使った「Rapid FTR」というシステムで、家族とはぐれてしまった子どもたちの情報を登録し、支援団体や行政機関で共有するもの。このシステムを使って、はぐれた子どもたちの数を早期に把握し、必要な保護を受けられるよう支援していく。 さらにユニセフは、6か月から5歳未満までの子どもたち28,000人を対象に予防接種を準備、11月25日から予防接種キャンペーンを実施する。はしかやポリオ、ビタミンAの投与のため、ワクチンを低温に保ちながら輸送する物流システム「コールド・チェーン」の復旧に取り組んでいる。 なお、ユニセフではフィリピン台風被害への募金を呼びかけており、郵便局および三井住友銀行に専用口座を設けている。◆ユニセフ「フィリピン台風緊急募金」郵便局(ゆうちょ銀行)募金口座…振替口座:00190ー5ー31000口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会三井住友銀行募金口座…支店名:三井住友銀行東京公務部 口座番号:普通預金162609口座名:日本ユニセフ協会 緊急募金口2