小学生のおこづかい、小1の半数が100円だが 1,500円以上は15%

 学研教育総合研究所は2月17日、小学生白書Web版「小学生の日常生活に関する調査」を更新した。小学生のおこづかいについて、小学1年生の半数近くは毎月100円だが、15%は1,500円以上もらっていることが明らかになった。

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おこづかいをもらっている者の割合
  • おこづかいをもらっている者の割合
  • おこづかいの金額
  • おこづかいの使い道(全体)
  • おこづかいの使い道(男子)
  • おこづかいの使い道(女子)
 学研教育総合研究所は2月17日、小学生白書Web版「小学生の日常生活に関する調査」を更新した。小学生のおこづかいについて、小学1年生の半数近くは毎月100円だが、15%は1,500円以上もらっていることが明らかになった。

 同調査は、2013年3月上旬に、マクロミルの協力を得て、全国に住む子どもをもつ既婚者(20歳~65歳)4,535人に対して予備調査を行い、調査に協力可能な小学生の子どもを持つ保護者を2,631人抽出。保護者付き添いのもとで、小学生本人に回答するよう依頼し、学年ごとに約200名(男子約100名、女子約100名)、計1,200名の回答が集まった時点で、調査を終了した。今回は、「おこづかい」「1か月に読む本の冊数」「好きな本のジャンル」「好きな科目・嫌いな科目」「将来の進学(最終学歴)」などについて新たに掲載している。

 毎月おこづかいをもらっているか尋ねたところ、もっとも多いのは「もらっていない」51.7%、次いで「毎月決まった金額をもらっている」29.3%、「金額が毎月決まっているわけではないが、もらっている」19.0%となった。

 学年別にみると、学年が上がるにつれて「もらっていない」割合は減り、「毎月決まった金額をもらっている」割合が増える。学年が上がると、保護者が月ごとのおこづかいを設定し、子どもがその範囲で自由に使う家庭が多いようだ。

 おこづかいをもらっている子ども(362人)の平均金額は約800円で、学年が上がるにつれて金額が増える傾向にある。学年別にみると、1年生は100円、2年生は200円・・・というように、各学年の数字に100円をかけた額をもらっている割合が一定数みられた。小学校6年生になると1,000円近い額をもらっているが、1,500円以上もらっている1年生も14.8%いた。

 おこづかいの使い道は、1位「本や雑誌」27.5%、2位「食べ物や飲み物」23.6%、3位「おもちゃ(ゲームソフト含む)」19.3%、4位「そのほか自分の好きなこと」18.4%となった。

 学年別にみると、学年が上がるにつれて「本や雑誌」の割合が増え、「おもちゃ(ゲームソフト含む)」の割合が減り、おこづかいの使い道が変化する。

 また、男女別にみると、「本や雑誌」を使い道として選んだのは、3年生以外の学年で男子よりも女子の方がその割合が高い。一方、「おもちゃ(ゲームソフト含む)」を選んだのは、女子よりも男子の方が高い。このことから、おこづかいの使い道を選ぶ際の男女の嗜好性の違いが現れる結果となった。
《工藤めぐみ》

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