埼玉県は、遊び中心の幼児期から学習を中心とした小学校教育への移行へ向けたパンフレット「幼児期の教育と小学校教育の円滑な接続」を幼稚園・保育所・認定こども園・小学校向けに作成し公表した。 2008年の小学校学習指導要領、幼稚園教育要領、保育所保育指針に規定されている通り、遊びを中心にして学ぶ幼児期から学習を中心とした小学校教育へ移行がスムーズに行われるように双方からの連携が求められているという。 パンフレットには、子そだての目安「3つのめばえ」として小学校入学までに身に付けてほしいことを「家庭」「幼稚園・保育所・認定こども園」の立場から「生活」「他者との関係」「興味・関心」に分けて紹介している。 また、小学校に入学する年の1月から5月を接続期と呼び「接続期プログラム」のカリキュラム作成の指針を作成。「生活」「他者との関係」「興味・関心」の3つに分け、生活や学びの繋がりを一覧にすることにより、子どもたちが今後求められる内容や時期をより理解しやすく、また必要な内容がわかるようになっており、園ごとのカリキュラム作成の参考資料となる。 子どもの発達や学びに連続性を踏まえた教育活動を目指し、小学校へ上がる際に必要なスキルの説明や、幼稚園・保育所・認定こども園と学校の双方で児童のより深い理解へと繋げるために活用してほしいとしている。