東京外国語大学と東京農工大学はこのほど、「連携・協力の推進に関する基本協定」を締結した。両大学の教育と研究の両面を含む幅広い分野にわたって連携を図り、優れた人材の育成などを行う。 東京農工大学は理工系分野の教育研究に強みを有し、東京外国語大学はグローバル人材の育成に強みを有している。今回、双方の強みを提供しあうことでお互いの教育研究内容の充実が図られるという考えから、基本協定の締結になった。 多摩地区ではこれまでにも両大学と東京学芸大、電気通信大学、一橋大学の国立5大学で単位互換協定を締結している実績があるが、今回の締結で、学生により良い教育研究を整備するために、専任教員の派遣・受け入れによる正規カリキュラム授業科目を平成26年度から設ける。 4月から両大学でリレー講義がスタート。東京外国語大学では東京農工大学の教員による「現代農学の最前線」が、東京農工大学では東京外国語大学の教員による「アジア・アフリカの諸地域の文化と社会」が開講される。