親の育児の悩みトップは「つい、感情的に叱ってしまうことが多い」4割近くに

 子育て学協会は「幼児期の子育てに関する悩み」についての調査結果を明らかにした。親の育児の悩みトップは「つい、感情的に叱ってしまうことが多い」で4割近くを占めていることがわかった。

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 子育て学協会は「幼児期の子育てに関する悩み」についての調査結果を明らかにした。親の育児の悩みトップは「つい、感情的に叱ってしまうことが多い」で4割近くを占めていることがわかった。

 調査は6歳以下の未就学児の親1,042人(男性97人・女性920人)を対象に、2013年10月から11月まで行われた。親の具体的な育児の悩みは「つい、感情的に叱ってしまうことが多い」35.5%、そして「子どもが食事の好き嫌いが多い」24.1%、「叱り方がよく分からない」20.7%と続き、叱ることに対して悩みを持つ人が6割近くいることがわかる。

 また、「夫婦関係は円満である」と答えた人が63.6%と6割以上を占める中、「父親母親どちらか一方に子育ての負担が偏っている」が32.2%と3割を超え、夫婦関係に満足しつつも子育ての負担が偏っていると感じ、負担に思っている可能性がある。

 さらに育児の不安を母親の勤務体系別にみると、専業主婦が子育てに関する不安をもっとも多く抱えている現状がわかった。特に「子どものことでどうしていいかわからないことがある」「子どものことがわずらわしくてイライラする」という気持ちは正社員・公務員と比べると約15%も高い。

 一方で正社員・公務員は「仕事が忙しすぎて子育てがおろそかになっている気がする」が63%と高く、フルタイムで働く母親は育児と仕事の両立に悩みながらの子育てとなっている様子もうかがえる結果となった。
《田邊良恵》

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