リアルタイム動画学習サービス「schoo(スクー)」は、「東京大学i.school」とコンテンツ提携し、イノベーター養成のための連続授業を2014年4月より無料開講すると発表した。schooと東京大学i.schoolは、今回の提携をイノベーション教育に活用するという。 schooが運営する「schoo WEB-campus」は、インターネット生放送を活用した実名制リアルタイム動画学習サービス。2012年1月のサービス開始以降、300以上の講座をインターネット上で無料生放送してきた。平日夜の授業には、最大4,000人の受講者が集まっているという。 一方「東京大学i.school」は、東京大学 知の構造化センターが主宰する全学教育プログラム。東京大学が蓄積してきた「知の構造化技術」をイノベーション教育に活用することを目指している。通常の単科ではない、学部間を超えた履修カリキュラムとして、5年前より講義・ワークショップを運営している。 今回の提携では、双方向の学習体験をつくることができるschoo上にて、東京大学i.schoolの講義・ワークショップを実施する。スクーが2年間のオンライン動画学習サービスを運営したことで蓄積してきた「インターネットで学習体験を最大化するノウハウ」と、東京大学が蓄積してきた「知の構造化技術」を合わせ、新しいイノベーション講義・ワークショップを展開する。 参加費用は無料。生放送は日本語のみ、録画は日・英2言語に対応する予定。イノベーション講義(21時~22時)は4月16日から毎週水曜日に全3回、ワークショップ(21時~22時30分)は6月3日から全3回、schoo WEB-campusで実施する予定。対象は大学生のほか、社会人・高校生以下の学生も含め、広く開放していく。◆東京大学i.school 人間中心イノベーション概論・1限目(4月16日)イノベーション創出における基礎と方法論・2限目(4月23日)理解1:インタビュー・フィールド観察の目的と方法・3限目(4月30日)理解2:技術・事例調査の目的と方法・4限目(5月7日)創出:アイデア発想の発散・収束・表現方法・5限目(5月14日)実現:コンセプトのデザイン方法とユーザー調査・6限目(6月3日)ワークショップ1 未来の暮らしの中のロボットに学ぶ・7限目(6月10日)ワークショップ2 インドのサービスに学ぶ・8限目(6月17日)ワークショップ3 キャンパスライフのサービスに学ぶ