TOEICプログラムを日本で実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会が2013年度入学試験や単位の認定などへのTOEICテストの活用状況を調査したところ、活用校は過去最高の463校に上ることがわかった。 調査は全国の大学・短期大学・高等専門学校1,155校を対象に、TOEICテストを活用していると回答した学校にインターネットによるアンケートを2013年10月から12月にかけて行った。1979年に開始されたTOIECは英語のコミュニケーション能力を幅広く評価する正解共通のテストで評価基準が常に一定に保たれることから近年、入試・クラス分け・卒業要件などに活用されてきた。 入学試験・単位認定においてTOEICを活用している大学は482校、短期大学は129校、高等専門学校は50校の合計661校となり、全国の57%が活用しているという。また、高専においては実に87%が活用しているという結果も明らかになった。 入学試験における活用校は年々着実に増加しており、2013年度は前年度より58校増の463校となり、特に大学において活用される傾向が高く、増加率も大学が多くなっている。2010年度の調査時と比べると、3年で133校増とTOEICを入試に活用していく学校が、今後も増加していくことが予測される。 また、単位認定においても活用していると回答した学校が増加し、前年度7校増の478校となり、こちらも活用校が今後も伸びていくだろう。