カンドゥーで職業体験、帰りは出口で「帰りたくない!」

 イオンモール幕張新都心に2013年12月にオープンした職業体験テーマパーク「カンドゥー」に、もうすぐ4歳になる息子と一緒に行ってきた。職業体験の対象年齢は3歳~15歳と幅広い。

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勇者の仕事体験
  • 勇者の仕事体験
  • カンドゥーの入り口
  • 入り口には飛行機が飛び出ている
  • サガモンドライブラリ
  • 鍵穴のゲートをくぐってカンドゥーの世界へ
  • 航空会社
  • 制服を身につける
  • 機内
 イオンモール幕張新都心に2013年12月にオープンした職業体験テーマパーク「カンドゥー」に、もうすぐ4歳になる息子と一緒に行ってきた。職業体験の対象年齢は3歳~15歳と幅広い。

 我が家では、息子が3歳になった時から家のお手伝いをさせているが、気分によってやったりやらなかったりムラがあるので、「人の役に立つ仕事をする」ということを体験してもらいたいと思い、「カンドゥー」に行くことを決めた。

 チケットは、Webで事前予約するほか、Web予約に空席がある場合は当日券も購入できる。時間帯は、第1部(10時~13時)、第2部(14時~17時)、第3部(18時~21時)の3つに分かれており、3時間入れ替え制となる。なお、3歳未満の幼児は入場無料で、職業体験はできないが、遊ぶスペースが用意されている。ミルクや離乳食が無料なのもよいサービスだ。

 入り口には、実物大ほどもある大きな飛行機の模型が飛び出し、出迎えてくれる。鍵穴の形のゲートをくぐってパーク内に入ると、レストランを囲むように職業体験のアクティビティが並んでいる。パイロットや警察官、ファッション・モデル、歯科医、助産師など約30の職業が体験できる。

 息子は、一番体験してみたかった「パイロット」へ。航空会社では、パイロットのほか、客室乗務員や地上スタッフ(マーシャラー)も体験できる。お仕事の予約は、入場時に手首につけたリストバンドを使用する。制服を着て帽子をかぶって機内に乗り込み、お仕事の説明を受ける。

 操縦レベルは3段階あり、幅広い年齢で楽しめるようになっている。成田空港からカンドゥー空港に向けて機体を離陸させると、操縦に合わせて操縦席が傾き、臨場感もある。子どもたちは「カンドゥー空港に無事着陸するんだ!」と使命感に燃え、真剣そのもの。仕事後には、「カッチン」というパーク内で使えるお金がもらえる。航空会社では、「パイロット」「客室乗務員」「マーシャラー」といったさまざまな役割の人々のチームワークで成り立っているということを学ぶ。

 次は、オリジナルのサインペンを作る「ペン工場スタッフ」に挑戦。ラベルを手書きで自由にデザインし、それをペンに巻いて部品を組み立てるというお仕事。ペンのパーツやインクの色を自分で選べるのだが、息子は大好きな黄色で統一し、とても満足したようす。完成したペンは持ち帰ることができる。

 実際にはない職業「勇者」というのもある。王様を助けるためにウォールクライミングに挑戦するお仕事だ。周りから「がんばれー」という声援を受けながら、自分の身長の2倍以上もある高さまで壁を登っていく。ここでは、困難なことにも諦めずに挑戦するということを学ぶ。

 お仕事に疲れたら目の前にあるレストランで休憩できる。レストランの座席は予約席と自由席があり、予約席を確保しておけば、カンドゥー滞在中はずっと自分の席として利用できる。子どもが成長して自分だけで体験プログラムを回れるようになれば、大人はレストランでのんびりできるだろう。

 レストランで食事をしていると、警察官のお仕事をしている子どもたちが犯人を捕まえたり、救命救急士のお仕事をしている子どもたちが急病人を助けたり、子どもたちがお仕事しているようすが見られる。時々、パーク内には「ラジオのパーソナリティ」の仕事体験をしている子どもたちの番組が流れてくる。レストラン中央の舞台では、子どもたちが演じるシアターもあり、食事をしながら楽しめる。

 ほかにも、「新聞記者」「コンピュータエンジニア」「宇宙旅行のツアープランナー体験」などがあり、子どもがもっと大きくなったらぜひ体験させてみたいと思う。

 あっという間に3時間が過ぎ、息子は出口で「帰りたくない!」と大泣き。帰路では、「勇者」の体験でもらったパンフレットを「読んで!」と何度もせがみ、体験を振り返っていた。今度は祖父母も連れて、孫のお仕事ぶりを見せてあげるのもいいかもしれない。
《工藤めぐみ》

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