近大生がぐるなびと連携、地元商店街を活性化

 近畿大学経営学部経営学科准教授の鞆(とも)大輔ゼミと東大阪市の大学通り連合商店街、ぐるなびの3者は4月21日より、大学通り連合商店街活性化プロジェクト「ぐるぐら」を開始する。

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 近畿大学経営学部経営学科准教授の鞆(とも)大輔ゼミと東大阪市の大学通り連合商店街、ぐるなびの3者は4月21日より、大学通り連合商店街活性化プロジェクト「ぐるぐら」を開始する。

 「大学通り連合商店街」は、近鉄長瀬駅から同大学までの約1kmの道のりに120店余りの店舗が軒を連ね、約2万2千人の学生が通う。近年は、家庭の経済事情などで自宅通学する学生が増え、飲み会は商店街ではなく、帰宅しやすい大阪市中心部で開くことが増えるなど、学生が商店街を利用する機会が減ってきており、商店街の活性化が喫緊の課題となっているという。

 鞆ゼミでは、研究の一環として商店街の活性化を模索しており、「新入生は商店街の飲食店には出入りせず、大学内の学生食堂や弁当を利用する」という調査結果に着目。新入生が早い時期から商店街を利用できるような企画を提案できれば商店街活性化に繋がると、同プロジェクトを立ち上げ、2013年12月より準備を進めてきた。

 プロジェクトでは、この春入学した新入生のために、商店街の協賛店舗と協力して特別メニューを開発。「ぐるなび」サイト内の各参加店舗ページでそのメニューを紹介する。4月21日(月)~5月31日(土)の期間に各店舗でメニューの人気投票を行い、6月1日(日)以降にランキング結果を特設サイト上で発表する予定。

 なお、同プロジェクトは、全国商店街振興組合連合会の「地域商店街活性化事業」に採択されている。プロジェクト実施にあたり、開始当日(4月21日)の午前10時30分より学生が協賛店舗にてビラ配りを実施し、PR活動を行う。
《工藤めぐみ》

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