インテル国際学生科学技術フェア、日本の生徒が優秀賞2等賞等を獲得

5月11日から16日に米ロサンゼルスで開催された「インテル国際学生科学技術フェア2014」で、日本から参加した生徒が優秀賞2等賞などを獲得した。

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インテル国際学生科学技術フェアに参加した生徒たち
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 5月11日から16日に米ロサンゼルスで開催された「インテル国際学生科学技術フェア2014」で、日本から参加した生徒が優秀賞2等賞などを獲得した。

 インテル国際学生科学技術フェアは、1950年にスタートした高校生を対象とした世界最大の科学コンクール。研究の課題設定、計画と手法、実施、創造性、プレゼンテーションを基準に審査が行われ、成績優秀者には、優秀賞1等から4等を贈呈し、優秀賞1等の中から特に優秀な者に部門最優秀賞が授与される。昨年度は県立千葉高等学校2年田中堯(たなかぎょう)さんが地球惑星科学部門で、日本初の最優秀賞獲得を成し遂げ、話題となった。

 65回目となる2014年度は、世界70以上の国と地域から選抜された1,700人以上が参加。日本からは14組23名の高校生らが参加した。審査の結果、宮城県立仙台第二高等学校3年の山中美慧(やまなかみえ)さんの「塩害に強いあじさいを用いた色素増感太陽電池~被災地から復興へ~」がエネルギー・運輸部門優秀賞2等賞および欧州原子核研究機構(CERN)賞、アメリカ化学会賞佳作を獲得。 富山県立高岡高等学校3年の林靖人(はやしやすひと)さんが「ダンゴムシの左右交互に曲がる行動がどのように起こるか~触角の役割からそのメカニズムに迫る~」で動物科学部門優秀賞2等賞に輝いた。

 そのほか、法政大学1年の本松千波(もとまつちなみ)さんが「縞状鉄鉱層の形成過程」で地球惑星科学部門アメリカ地球科学協会賞1等賞を、 灘高等学校3年の矢倉大夢(やくらひろむ)さんが「ユーザーインタラクションを用いた楽曲の構造理解システム~ボーカロイドとニコニコ動画を題材に~」でコンピューター科学部門ブルーノ・ケスラー財団賞をそれぞれ獲得した。
《水野こずえ》

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