7月2日、都内にて『春華堂 新プロジェクト発表会』が実施された。 同発表会は、静岡県浜松市の銘菓「うなぎパイ」を販売している、菓子メーカーの春華堂が新たに展開する商品ブランドと商業施設を紹介するために行われたもの。 1961年に「うなぎパイ」を発売して以来、53年ぶりとなる新ブランドとして発表されたのは、「五穀屋(ごこくや)」と「coneri(こねり)」の2ブランド。 五穀屋は、“からだに美味しい和の知恵菓子”をコンセプトにした和菓子ブランド。古来より日本人の食や健康を支えてきた五穀をベースに、味噌や醤油などの発酵食品を味わいとして加えた、日本ならではの和菓子(おはぎ・まんじゅう・せんべい・豆菓子・羊羹・最中など)を提供していくという。 具体的には、玄米や赤米、もち麦ごはんと餡(あん)を組み合わせた「五穀おはぎ はるごと」(1個・194円)や、黒米、高きび、みかん酢などを原料に使用した「五穀まんじゅう いつくさ」(1個・216円)などがある。 一方、coneriは、“粉を味わうパイ”をコンセプトにした洋菓子ブランド。国産小麦のオリジナルブレンド粉「こねり粉」を使用し、サクサクとした食感と粉の味わいを楽しめるパイ菓子「coneri chobi」(12本入り・648円)などを販売する。 また、coneriの美味しさが広がる食べ方として“ディップスタイル”を提案。自家製あんこやチョコレート、チーズ、駿河湾特産の桜えびなどを使用したディップ商品(1個・756円/864円)を発売したり、パイとディップをセットにしたギフトボックスもある。 さらに発表会では、お菓子の新しい文化とスタイルを発信する商業施設、浜北スイーツ・コミュニティ「nicoe(ニコエ)」を、7月20日にオープンすることも公表された。 nicoeでは、“子どもの食育と職育”の場になることを目指して、親子で物づくりの楽しさを体験できるスペースを設けたり、不思議でダイナミックな遊具などを屋外に設置。そのほか、新ブランド「五穀屋」と「coneri」の限定商品を食べられる専門店や、地元食材を活かした料理を提供する飲食店もある。 なお、7月20日より「五穀屋」「coneri」の公式サイトにて、同2ブランド商品のインターネット販売を開始する予定とのこと。