ベネッセコーポレーションの顧客情報漏えい事件において、不正競争防止法違反容疑で逮捕された松崎正臣容疑者(同社グループ シンフォームの業務委託先元社員)の私物スマートフォンに保存された顧客データが2,260万件にのぼることがわかった。当初、最大流出件数としていた2,070万件を大きく上回ることになった。 ベネッセホールディングスおよびベネッセコーポレーションによる7月21日付けの「弊社グループ会社業務委託先元社員のスマートフォンに保存されていた情報の弊社鑑定結果のご報告」により明らかになった。 また流出対象には、通信販売の「ベネッセライフスマイルショップ」の一部利用者、女性クチコミサイト「ベネッセウィメンズパーク」の一部登録者が含まれることもわかった。 情報項目は「郵便番号」「氏名・フリガナ」「住所」「電話番号(固定電話・携帯電話)」「性別」「生年月日」および一部サービス利用者の「出産予定日」「メールアドレス」という。 なお、7月9日の時点で、流出件数は760万件と発表されたが、その後の調査の結果、620万件であったことも報告された。 ベネッセではホームページにおいて、顧客からの質問への回答を掲載している。