東京大学、推薦入試の各学部詳細情報を追加…提出書類や面接方法など

 東京大学は7月28日、平成28年度から開始する推薦入試について、今年1月に発表した「各学部の推薦要件・面接方法等の概要」に注釈を追加し公表した。学部が求める書類の詳細や面接形式などの詳細が紹介されている。

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 東京大学は7月28日、平成28年度から開始する推薦入試について、今年1月に発表した「各学部の推薦要件・面接方法等の概要」に注釈を追加し公表した。学部が求める書類の詳細や面接形式などの詳細が紹介されている。

 概要によると、法学部では、提出論文について、テーマは法学や政治学に限らず、何らかの意味で社会に関わるもので、論文の分量の目安は、図表部分を除いて6,000字以上と案内。また、グループディスカッションでは、その場で与えられたテーマについて、少人数のグループで議論。論理的思考力、発想力、コミュニケーション能力などを審査するという。個別面接では、提出書類に関連する質問などを通して、法や政治に対する関心と、それを学ぶ能力とを確認する。

 経済学部では、推薦要件として、英語、数学、地理歴史・公民のうちいずれかの2教科において高校内で上位10%に入る成績をおさめていることを追加。また面接については、所要時間を30分から1時間程度とし、面接時に課題遂行能力を試すための課題を課す場合があるとした。

 文学部は、学部が求める書類などについて「在学中に執筆した論文・発表資料または総合的な学習の時間による成果」および「課外活動、ボランティアなどの社会貢献活動での成果を示す資料」を特に重視するとした。また、面接は志願者が提出した論文や「志願理由書」に基づいて行うとした。

 医学部医学科は、面接審査について、事前にポスターを作成し、それを使って高校等在籍中に行った主に自然科学に関連した活動と大学入学後の抱負について説明してもらうとした。

 そのほか、各学部の推薦要件・面接方法等の概要の詳細は、東京大学ホームページで確認できる。
《水野こずえ》

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