東京・新宿のコニカミノルタプラザは、特別企画展「ヤングクリエイターズ・アニメーション展 featuring 多摩美術大学グラフィックデザイン学科」を、9月30日から10月20日まで開催する。本展は多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科の協力のもと、実現するものだ。コニカミノルタプラザでは、1999年より写真制作意欲および写真表現技術に富む若いクリエイターの作品を紹介する「フォト・プレミオ」を実施してきた。2012年には女子美術大学と連携して開催した特別企画展「ピンクリボン女子美アート展」でも話題になっている。今回は世界最大規模のアニメーション映画祭であるフランスのアヌシー国際アニメーションフェスティバルや、カナダのオタワ国際アニメーションフェスティバルなど、国内外の映画祭で数々の入選、入賞を果たした作品群を展示する。そして若手クリエイター達が手掛けた映像作品を2つのギャラリーで各5作品ずつを見ることができる。展示には原画やアイデアノートなどの実物もあるので合わせて見ておきたい。10月4日14時からは出展作家たちと、本展を監修した野村辰寿さん(アニメーション作家・多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科准教授)が来場し、トークセッション「クリエイターズ・トーク」を開催する。多摩美術大学は特に昨年のオタワ国際アニメーションフェスティバルでは、学校部門で最優秀アニメーションスクール賞を獲得している。それだけに、展示作品の魅力や制作秘話、今後のアニメーション界の展望などについてなど、気になる話も聞けるだろう。[真狩祐志]コニカミノルタプラザhttp://www.konicaminolta.jp/plaza/ヤングクリエイターズ・アニメーション展 featuring 多摩美術大学グラフィックデザイン学科 展示内容(一部)『Airy Me』 久野遥子(5分52秒/2013年制作)第19回学生CGコンテスト最優秀賞/第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞/東京アニメアワードフェスティバル2014短編部門優秀賞ほか『Waiter』 山田遼志(8分51秒/2013年制作)Etiuda&Anima2013学生部門ノミネート/東京国際アニメーション映画祭2014短編部門ノミネート/イメージフォーラムフェスティバル2014優秀賞/アヌシー国際アニメーション映画祭2014学生部門ノミネートほか『祝典とコラール』 中内友紀恵(5分10秒/2012年制作)オタワ国際アニメーションフェスティバル2013学生部門ノミネート/ザグレブ国際アニメーションフェスティバル2014学生部門ノミネート/第18回学生CGコンテスト優秀賞ほか『ニュ~東京音頭』 ぬQ(5分00秒/2012年制作)第18回学生CGコンテスト最優秀賞/第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦作品ほか『ようこそぼくです選』 姫田真武(6分18秒/2012~2013年制作)オタワ国際アニメーションフェスティバル2013学生部門特別賞/第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞ほか