横浜市立小中学校12校36名の通知表に誤記載…評定や出欠席日数など

 神奈川県横浜市教育委員会は10月30日、市立小中学校12校36名の前期末通知表に誤記載があったことを公表した。保護者からの指摘などで判明したもので、現在は正しい通知表が再配布されている。

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  • 出欠席日数の誤記載があった小中学校
 神奈川県横浜市教育委員会は10月30日、市立小中学校12校36名の前期末通知表に誤記載があったことを公表した。保護者からの指摘などで判明したもので、現在は正しい通知表が再配布されている。

 同市で二学期制を採用している市立小中学校は409校(小学校319校、中学校90校)。そのうち12校36名の平成26年度前期末通知表(あゆみ・連絡票)に、評定や出欠席日数などに関する誤記載が判明した。

 評価・評定に関する誤記載があったのは、旭北中学校(旭区)8名、いずみ野中学校(泉区)1名、大道中学校(金沢区)1名、舞岡中学校(戸塚区)1名。誤記載があった人数がもっとも多い旭北中学校では、評定を1段階低く(または高く)記載、原因はエクセルファイルの誤操作だという。そのほかの3校では、評定とともに観点別評価を低く記載していた。

 出欠席日数に関する誤記載があったのは、榎が丘小学校(北部)10名、帷子小学校(西部)5名、富岡東中学校(南部)2名など、合計8校25名。榎が丘小学校は出欠席日数のほか、係名にも誤記載があった。

 これらの誤記載が発生した主な原因として、データ入力を誤りダブルチェックが行われなかったこと、原簿の正確な作成および確実な点検ができていなかったことをあげた。今後は再発防止に向け、当該校で作成した「通知表の誤記載等防止のための手順書」に沿った点検や、昨年度から取り組んでいる「コンピューター等を過信しない」などの4つの誤記載防止のための視点を再確認し、徹底していくという。
《黄金崎綾乃》

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