PHP研究所は11月6日、学習教室「花まる学習会」代表・高濱正伸氏の新刊「『自分のアタマで考える子』の育て方」を発刊した。 高濱氏の教育信条は、子どもを「メシの食える魅力的な大人に育てる」こと。1993年に、小学校低学年向けの「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を重視した学習教室「花まる学習会」を設立した。教室での独創的な授業だけに止まらず、サマースクールや雪国スクールなど、独自の試みが評判を呼び会員数は1万8,000人を超える。 本書は「子どもにどんな能力を身につけさせれば、将来を幸せに生きられるのだろう?」という多くの親が抱える悩みにこたえる、著書渾身のメッセージがつまった文庫書き下ろし。高濱氏は、生きる力=「自分のアタマで考えられる力」を身につければ、時代が変わっても必ず幸せになれるという。いわば、花まる学習会の集大成ともいえる1冊だ。 では、どんなことをしたら「自分のアタマで考えられる力」が身につくのかという問いには、「充実した人生を送っている人」のお母さんの共通点、これからの時代に必要な5つの要素、といった子育ての指針を示すことで回答している。また、「男の子・女の子の扱い方」「国語力・算数力の伸ばし方」「思春期の男の子・女の子との関わり方」「私立中と公立中のメリット・デメリット」「中学受験の選び方」といった具体的な方法についても紹介している。◆「『自分のアタマで考える子』の育て方」著者:高濱正伸価格:750円(税別)出版社:PHP研究所体裁:文庫判並製頁数:352ページ発売日:2014年11月6日おもな内容:・お母さん、がんばりの裏に不安はありませんか?・「孤育て」から解放されると子どもはのびのび育つ・「引き寄せ力」がある大人に育てるには・「考えて生きる力のある人」はとことん遊びつくした人・大丈夫、子育てに失敗はありません・アタマと心をのびのび育てるコツ・「母にとってのいい子」はあとが危ない・大切にしたい「やりつくす」と「やりとおす」体験・「慰めつつほめる」は子どもを傷つける・本当の勉強は小学校5年生からはじまる・「片づけられる子」は中学受験も大丈夫・お父さんだからできること ほか