東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県は、第47週(11月17日から23日まで)にインフルエンザの流行期に入ったことを発表した。昨シーズンよりも4週ほど早く、例年よりも早めの予防対策が必要となる。 国が流行開始の目安としている定点あたり患者報告数は1.00人/週。昨シーズンの流行期入りは、埼玉県が第49週、そのほかの県は第51週だった。今シーズンの第47週は、いずれの県も過去5シーズンの中でもっとも早い流行期入りとなっている。 各県の第47週の状況は、東京都1.92人、神奈川県1.96人、埼玉県1.83人、千葉県1.63人となっている。特に東京都は都内の保健所31か所中21か所で1.00人を超え、もっとも高い数値となっている荒川区で7.14人。都内の学校などの臨時休業(学級閉鎖など)報告をみると、第47週だけで24件となっており、今シーズン累計の半分を占めている。 今後はさらなる流行が予想されるため、外出後の手洗い・うがいなどの予防対策や咳エチケットの励行が重要だ。厚生労働省はワクチンの接種について、12月中旬までに接種を終えることが望ましいとしているが、今シーズンは特に早めの接種を心がけたい。