TEDxKids@Chiyoda、中高生が伝える未来へのアイデア

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会場の様子、当日は400名近くが集まった
  • 会場の様子、当日は400名近くが集まった
  • 中学1年生の松谷知直さん
  • 高校2年生の片野晃輔さん
  • 中学1年生の鈴木智也さん
  • 中学生ブレイクダンサーのShigekix
  • 女子高生ヒューマンビートボクサーのRinka
  • 高校生けん玉プレイヤーの小川大賀さん
  • 「キング・コング」の西野亮廣氏
 11月30日、東京都千代田区にある3331 Arts Chiyodaにて、今回で4回目となる「TEDxKids@Chiyoda 2014」が開催された。中高生のスピーカーやパフォーマーなど総勢20名が、アメリカ発祥のカンファレンスイベント「TED」(Technology Entertainment Design)スタイルでプレゼンテーションを披露した。

 TEDは、「広める価値のあるアイディア」を共有することを目的に、1984年にアメリカで設立した非営利団体。学術、エンターテイメント、デザインなどさまざまな分野のスペシャリストがプレゼンテーションを通じてアイデアを語るカンファレンスを開催し、多くの著名人がプレゼンターとして登壇することで知られている。

 これまでは、ノーベル賞受賞者のジェームズ・ワトソン氏、元アメリカ合衆国大統領のビル・クリントン氏、Amazon.comの創始者ジェフ・ペゾス氏など、時代を代表する人々も登壇。一流のプレゼンテーションが披露されることから「知の祭典」とも称されている。2006年からは、インターネットでカンファレンスの模様を無料配信するようになり、TEDの知名度が世界中に広がったという。

 TEDxKidsは、子どもをテーマにしたTEDの公式なライセンスプログラム。TED本家の理念やカンファレンススタイルを踏襲しており、TEDxKidsとして日本国内で開催されているのは、TEDxKids@Chiyodaが唯一となる。

 今年のTEDxKids@Chiyodaは、「UNKNOWN COLORS=自分の知らない色」がテーマ。子どもたちがイベントを通して、さまざまなアイデア・生き方・価値観に触れ、まだ見ぬ「色」に出会ってほしいという願いが込められ、スピーカーらは会場に詰めかけた親子連れを前にそれぞれの想いを語った。

 登壇した中学1年生の松谷知直さんは自身の学習障害の経験から、「学校での学び方を選びたい」と伝えた。読み・書き・計算の学習障害のため、紙と鉛筆を使う学校の勉強が難しいと話す松谷さんは、iPadを活用した学習で困難が軽減したことを紹介。それまで4時間も費やしていた宿題の時間を大幅に短縮し、自分の好きなことに時間を使えるようになった喜びを語る。

 その一方で、当時通っていた小学校に授業中のiPad使用許可を求めたところ、必要性に理解が示されず、許可が下りるまでにかなりの時間を費やしたという。そんな経験と苦労を自身の言葉で語り、「障害を持っていることが個性に繋がる社会にしてほしい」と訴えた。

 高校2年生の片野晃輔さんは、アレルギーを持つ友達との出会いをきっかけに、根本的なアレルギーの治療方法について興味を持ったと話す。学校の生物部で研究を開始したが、設備の限界や研究に対する周囲の理解が得らなかったことから、学校外に研究の場を求めるようになった。
《神谷加代》

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