STAP現象確認できず、小保方氏退職

 理化学研究所は12月19日、STAP現象の検証結果を発表した。STAP現象が確認できなかったことから、平成27年3月までを期限としていた検証を終了するという。小保方晴子研究員は検証終了をもって理化学研究所を退職する。

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蛍光顕微鏡による酸処理後形成されるSTAP様細胞塊の緑色蛍光検出
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  • 小保方晴子研究員のコメント
 理化学研究所は12月19日、STAP現象の検証結果を発表した。STAP現象が確認できなかったことから、平成27年3月までを期限としていた検証を終了するという。小保方晴子研究員は検証終了をもって理化学研究所を退職する。

 STAP現象の検証は平成26年1月に英国科学誌Natureに掲載されたが、多方面から論文不備の指摘を受け、7月2日に論文が撤回された。小保方研究員本人による検証が必要との判断により、特認顧問の指揮・監督の下、7月1日より11月末日を期限に検証を行ってきた。

 しかし、STAP現象が確認できなかったことから、この検証実験の結果および本総括責任者、実験責任者による科学的な判断を踏まえ、平成27年3月までを期限としていた検証計画を終了した。

 小保方研究員は、検証終了をもって理化学研究所に退職願を提出し、承諾された。小保方研究員は「私の未熟さゆえに論文発表・撤回に際し、理化学研究所を始め多くの皆様にご迷惑をおかけしてしまったことの責任を痛感しており、お詫びの言葉もありません」とコメントしている。
《工藤めぐみ》

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