東京都の花粉飛散開始は2月中旬頃、前年春の2倍程度と予測

 東京都は1月22日、平成27年春の都内におけるスギ・ヒノキ花粉に関する飛散予測を発表した。今春の飛散開始日は2月14日から17日頃で、飛散花粉数は昨春の2倍程度の見込みだという。

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飛散花粉数の予測
  • 飛散花粉数の予測
  • 飛散花粉数の経年変化(都内平均・平成17年~)
  • 飛散花粉数の経年変化(都内平均・昭和60年~)
  • 「東京都の花粉情報」
  • 「とうきょう花粉ネット」
  • 平成27年版「花粉症一口メモ」
 東京都は1月22日、平成27年春の都内におけるスギ・ヒノキ花粉に関する飛散予測を発表した。今春の飛散開始日は2月14日から17日頃で、飛散花粉数は昨春の2倍程度の見込みだという。

 東京都は、都民が花粉症の予防や治療を適切に行うことができるよう、飛散花粉数の観測を行い結果に基づき飛散予測を実施し、公表している。昭和60年に観測を開始し、現在は、12か所(区部5・多摩部7)の測定地点で飛散花粉数が観測されている。

 今春の花粉飛散は2月14日~17日頃から始まると予測され、例年並みとなる見込み。また、飛散総数は昨春の2倍程度(区部は1~1.3倍、多摩部は2.6~3.4倍)、飛散花粉数が「多い」日は区部で31日、多摩部で49日程度となる見込み。なお「多い」日とは、捕集した花粉の数値が1日あたり30個/平方センチメートル以上の日としている。

 花粉飛散日の予測は、1月の日単位の平均気温の積算値のほか、スギの花芽が休眠に入った後の11月以降の気温の推移などを総合的に判断して行っている。ただし、この先の気温が高くなったり春一番が吹いた場合などは、予測よりも早まる可能性があるという。

 飛散花粉数の予測は、前年夏の日射量や秋のスギ花芽の着花状況などにより行っており、今春は過去10年平均値と同程度と予測されている。しかし現時点の過去10年平均値は、20年前時点の過去10年平均値と比べて2倍以上に増えている。

 東京都では2月2日から、Webサイト「東京都の花粉情報」「とうきょう花粉ネット」のほか、テレホンサービス、メール配信(要登録)でも情報提供を開始する。また、冊子「花粉症一口メモ」を都庁舎内で無料配布するとともに、ホームページにも掲載している。
《荻田和子》

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