「土曜日は一日自由に過ごしたい」小学生7割、学研が発表

 学研教育総合研究所は1月28日、小学生白書Web版「小学生の日常生活に関する調査(2014年9月)」の調査結果第2弾を発表した。調査結果より、小学生の77.4%が「土曜日は一日自由に過ごしたい」と回答したことが明らかになった。

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 学研教育総合研究所は1月28日、小学生白書Web版「小学生の日常生活に関する調査(2014年9月)」の調査結果第2弾を発表した。調査結果より、小学生の77.4%が「土曜日は一日自由に過ごしたい」と回答したことが明らかになった。

 小学生白書Web版は、学研教育総合研究所が、全国の小学生を中心とした児童を対象に行うネット調査の結果をまとめ発表したもの。170万人のモニター母集団から日本全国の小学生(1~6年生)の子どもをもつ保護者を抽出し、小学生本人と保護者からそれぞれ日常生活(家庭、学校、興味・趣味)全般にわたる調査を実施した。

 今回の調査で新たな質問項目として加えられた「土曜授業について」は、小学生の土曜日の過ごし方は「一日自由に過ごす」が64.6%でもっとも高く、「スポーツや音楽などの習い事に通う」が26.2%、「学校で土曜授業を受ける」が8.6%と回答された。小学生の半数以上が土曜日を自由に過ごしており、土曜授業があるケースは少ないことがわかった。また「学習塾に通う」が全体では7.3%と少ないものの、男女ともに高学年になると増える傾向がみられた。

 また、小学生には「土曜日をどのように過ごしたいか」、保護者には「お子さまに土曜日をどのように過ごしてほしいか」という質問では、双方の要望の違いが浮き彫りになった。

 小学生自身の回答では、「一日自由に過ごしたい」が77.4%と圧倒的に高く、「スポーツや音楽などの習い事に通いたい」が16.4%。一方、保護者については、「午前のみ授業で午後は自由がよい」が39.1%ともっとも高く、「一日自由に過ごさせたい」は29.8%、「スポーツや音楽などの習い事に通わせたい」が25.8%と続いた。保護者としては午前のみなら土曜授業を希望するという声が多く、小学生自身と保護者の考えに大きな差があるという実態が明らかになった。

 学研教育総合研究所のホームページでは、今回の小学生白書Web版の調査結果のすべてが掲載されている。小学生、保護者ともに、小1~6年生までの学年別の結果や、男女別、エリア別の詳細な調査結果を見ることができ、より細かな動向を知ることができる。
《畑山望》

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