十文字学園は、女性の高等教育の充実を追及することを目的に1922(大正11)年に設立。その後90年にわたり、女性が将来を見すえて歩むための教育を目指し、個々の能力を引き出す環境を提供している。 「自分の生きがいをもち、自分の力で世の中の役に立てる女性を育てたい」と願う創立者、十文字こと氏の精神は現在も受け継がれて、社会の変化に柔軟に対応するための十文字の女子教育を受けた多くの卒業生が、社会で活躍しているという。 十文字学園女子大学が取り組んでいるのは、学生自らが自分の伸びしろ(=可能性)に気付くことのできる21世紀を生きる女性の輩出。学科の垣根を越えた、柔軟性のあるカリキュラムを整備し、学生が自分自身の興味・関心に応じて学際的に学ぶ環境を整えているという。 初年次は、大学の学びへのスムーズな移行を図るため、前期に「入門ゼミナール」、後期には、大学での本の読み方や本からの学び方を学修する科目「読書入門」を履修する。また、リメディアルセンターによる学力保障教育を行い、基礎的なアカデミックスキルを養うこともできる環境を整えている。その他、全学共通の「十文字学」では、女性が現代社会で生きていくために必要な基礎的な知識・教養、コンピュータスキルなどを幅広く学ぶことができるという。 学科に特化した専門的な知識をつけるための専門科目では、演習科目と実習科目をすべての学科で開講し、より実践的な学習にも力を入れている。学部や学科の枠を超え、他学科から自由に選択できる「自由選択科目」も履修可能だ。 同大学は、学生ひとりひとりの個性に向き合う相談・支援体制も充実させているという。少人数クラスが多く、教員と学生のコミュニケーションが活発であるほか、1年次の履修指導を含めた学習面や日々の学生生活全般を教員がサポートする「クラス担任制」設けている。 また、学生が大学生活に関わるあらゆる疑問や質問、悩みごとについて気軽に相談できる場として「学生総合相談室」や「健康管理センター」を設け、保健師・看護師による健康相談、専門医による内科相談、婦人科相談、精神科相談を実施しているという。 奨学金制度では、勉学意欲がありながら経済的理由により修学が困難な学生を支援するため、入学前に募集する学納金免除制度「新入生特別支援制度」、入学後の「修学支援に係わる授業料免除制度」を提供。同大学独自の学内奨学金「十文字奨学金」なども設け、修学する上での経済的負担を軽減する体制を整えている。 十文字学園女子大学の入試は、一般入試B日程・C日程ともに全学科が実施。試験科目は、学科や日程によって異なるが、ほとんどの学科が2科目を選択。また、対話型や有資格者型のAO入試も随時実施しており、受験生に幅広い窓口を用意している。なお、入試の詳細は、大学Webサイトの入試情報ページを確認する必要がある。◆一般入試B日程出願期間:2月9日(月)~2月17日(火)試験日:2月23日(月)合格発表日:2月28日(土)◆一般入試C日程出願期間:2月24日(火)~3月5日(木)試験日:3月11日(水)合格発表日:3月14日(土)◆センター試験利用入試II期出願期間:2月9日(月)~2月17日(火)合格発表日:2月28日(土)◆センター試験利用入試III期出願期間:2月24日(火)~3月5日(木)合格発表日:3月14日(土)◆AO入試(課題型)出願期間:3月2日(月)~3月14日(土)試験日:3月17日(火)内定発表日:3月18日(水)◆AO入試(対話型・有資格型)出願期間:随時実施中※詳細は大学に確認