芝浦工業大学は27日、プラットフォームロボットとして開発した“おもてなしロボット”「コンシェルジュ」を使ったデモンストレーションを、同大学機械機能工学科の松日楽信人教授が実施したことを発表した。 ロボット技術を社会で活用する方法の研究の一環として、東京都立産業技術研究センター、首都大学東京、産業技術大学院大学と連携して研究が行われている。 おもてなしロボット「コンシェルジュ」は、ロボット用基本OS「RTミドルウェア」と、「RSNP」という通信規格を用いて構成されており、移動・追尾、音声認識、顔認識、写真撮影などの機能を搭載して、道案内や受付・写真撮影サービスなどができる。 今回行われたデモは、5台のロボットがそれぞれ会場内にて来場者にアンケートを実施、その結果をサーバーに送信して即座に集計データの表示を行うというもの。ビッグデータを収集・分析・活用しながら地域に貢献するためのロボットとして活躍することが期待されている。 今後は東京ベイエリア地区の街中での実証実験などを目指し、その後も地域に根付くロボットサービスを提供するため、アプリケーションの開発など改良を重ねていくという。