東京ビッグサイトで24日まで開催されていた「第18回 リフォーム産業フェア」にて、長尾木鋼は“破れない網戸”と銘打った「SOLID-FLOW」(ソリッドフロー)のデモ展示を行った。 網戸というと、一般的にはポリエステルやグラスファイバーなどを想像しがちだが、ソリッドフローは、ステンレスワイヤーを使用。そのため、猫の爪研ぎによる網戸の破損はもちろん、カッターで切られたり、バールで叩かれても破られる心配がないのだ。 さらに設計思想が、網戸としての機能を活かしつつ、防犯性能も付加したいというものなので、網戸自体にロック機構を設け、施錠することが可能。さらに、ステンレスレールの増設し、内部からは、はずれ止め防止の部品を設置することで、ちょっとやそっとじゃ外れない戸車になっている。 網の部分に採用されているステンレスワイヤーに関しては、線径0.8mmでナイフによるせん断などにも耐えうるとのこと。ブースには、バールが用意されていて、説明スタッフが思いきり叩いていたがビクともしていなかった。 ちなみに通常の網戸より、初期費用はそれなりに割高となるが、網戸の張り替えの手間やコスト、防犯面を考慮すれば、集合住宅のオーナー、マンションデベロッパーやハウスメーカーなど、導入するメリッットは十分にあるだろう。個人向けの販売も行っており、サイズや寸法などのフルオーダーも可能だ。