KDDIは6日、ファミリー向け知能ロボット「Jibo」(ジーボ)を開発する米国拠点の企業「ジーボ」への出資を発表した。グローバル・ブレインが運営するコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じて出資を行う。 「Jibo」は、人間とのコミュニケーションに焦点を当てたロボットだ。スピーカーのような抽象的な形状ながら、豊かな動作と表現力を持っているという。また、さまざまなスキルをインストールでき、「顔認識」「写真撮影」「物語の読み聞かせ」「メッセージやスケジュールの読み上げ」「テレビ電話」の5つの機能がデフォルトで搭載される予定。開発者はSDKを通してJiboのスキルを自由に開発できる。 マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボにて、パーソナルロボット研究グループを率いるシンシア・ブリジール准教授が創業者として参加するなど、ロボティクス市場におけるスタートアップ企業として有望と考え、今回KDDIは、ジーボ社に投資を行ったとしている。 今後KDDIは、ジーボが日本進出する際に、ビジネス開発、マーケティング、ローカライズなどの幅広い支援を行う予定。Jiboを中心とした新サービスの提案もユーザーに対して行う計画だ。