大学入試情報サイトのKei-Netは、日本私立学校振興・共済事業団の2015年度の私立大学・短期大学の入試志願動向の調査結果をもとに、入試の特徴をまとめた。定員割れの私立大学は15校減り250校になったほか、定員充足率は地域によって差が出ている。 2015年度の私立大学の志願者数は351万3,502人で、前年より約4万9,000人増加。受験料の割引きや1度の出願で複数学科の併願を導入する大学が増加し、受験生1人あたりの受験校数が増加している。入学者数は48万7,061人で前年から約1万人の増加し、定員充足率は1.2ポイント増えた。 定員割れの大学の割合は1990年代後半から徐々に上昇している。近年は40~46%で推移しており、2015年春の定員割れ大学の割合は前年と比較して3ポイント減の43%だった。私立短期大学の定員割れ学校数は15校減り192校となり、定員割れの割合は61.0%となった。 入学定員800人を境界線にして、規模の大きい大学群では充足率が100%を超えているのに対し、規模の小さい大学群では特に100人以上200人未満の大学の充足率が低くなっている。地域別の入学者数は、東京で110.0%と、入学定員を1割超えており、南関東、東海、京都・大阪などの大都市圏でも充足率が高くなっている。一方、もっとも低かったのは四国で、88.6%となっている。 学部系統別で志願倍率がもっとも高いのは医学で29.9倍だった。ついで農学系11.3倍、理・工学系11.1倍、薬学10.1倍だった。定員充足率が100%に満たないのは、歯学89.2%、芸術学96.4%だった。
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