学びの集大成を図る修学旅行…実施基準、学習の傾向や海外など

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「第32回全国修学旅行研究大会」の様子
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被災地復興への継続的支援
 (公財)全国修学旅行研究協会主催「第32回全国修学旅行研究大会」が7月30日、ホテルグランドヒル市ヶ谷で開催され、多くの修学旅行に関心を持つ教員・教育関係者や、教育旅行の受入れに従事する自治体・行政の担当者等が参加した。

 最初の講演では、同協会調査研究部長の石原輝紀氏による調査研究発表が行われた。各自治体で定められた修学旅行の日数や費用、旅行方面など実施基準や修学旅行で行う学習の傾向、海外修学旅行実施状況が話された。

 続いて、「被災地からの修学旅行」として宮城県石巻西高等学校の服部高浩氏と佐藤淳志氏より「災間を生きる~心のケアと特別活動(防災交流、修学旅行)~」と題し、実践発表が行われた。同校は、被災した生徒個々が持つ「心の傷」に配慮しながら、修学旅行コースを実態に併せて選ぶ、選択研修を実施した。全体の基本を「神戸で復興を学ぶ」と位置づけ、奈良・京都・そして「大阪の歴史を学ぶ」コースを準備。神戸コースは、阪神淡路大震災復興の象徴「人と防災未来センター」を組み入れた。

 教員は、大阪コースを選択する生徒が多数を占めると予測したが、神戸コースを選択した生徒が多かったという。防災交流などを通した「ひとつ上」の自分を目指す姿勢が現れていたのかもしれないと語った。

 そして最後には、修学旅行で訪れることも多い奈良の法相宗大本山の薬師寺執事である大谷徹奘師の「古都 奈良で学ぶ 人の心」と題した講演が行われた。軽快な語り口調で「人の心」について説き、参加者に自分の内面を見つめ、当てはまるものに手を上げさせるなど参加型の講話で会場を盛り上げた。

学びの集大成を図る修学旅行――「第32回全国修学旅行研究大会」開催

《日本教育新聞》

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