JAOS、高校教員向けにグローバル時代の新たな留学指導要領を発刊

 JAOS海外留学協議会は、高校生の留学が増加傾向にあることを受け、学事出版から新たに高校教員向けの「留学指導要領」を発刊した。グローバル時代の新たな高校留学指導書として、基礎知識などをまとめている。

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 JAOS海外留学協議会は、高校生の留学が増加傾向にあることを受け、学事出版から高校教員向けの「留学指導要領」を発刊した。グローバル時代の新たな高校留学指導書として、基礎知識などをまとめている。

 JAOS海外留学協議会は、留学事業の健全な発展と国内の留学啓蒙を目的として1991年に組織された機関。現在、留学サービス事業者を中心に55以上の団体が加盟しており、オーストラリア大使館マーケティング事務所やブリティッシュ・カウンシルなどの公的機関もパートナー会員として加入している。

 今回の「留学指導要領」は、昨今の文部科学省による「トビタテ留学!Japan」キャンペーンなど国をあげた海外留学促進の動きの高まりや、高校生の留学増加傾向を受けて刊行されたもの。文科省が平成25年度に高校を対象に実施した国際交流に関する調査では、生徒の44%が留学を希望しているという結果も出ており、高校教員の留学指導の基本になる指針が求められていたという。

 同書では、高校留学の意義と指導の心構えや、高校留学の種類、支援金や奨学金、留学帰国後の単位認定についてなどの基礎知識、国内進学と海外進学、日米大学併願、留学のメリットと注意点、留学前の英語学習指導、帰国後の進路とキャリアなど、留学に必要な情報や生徒の適切な指導に役立つ情報が細かくまとめられている。

 同書はA5判192ページ、定価2,000円(税抜)にて販売されている。
《畑山望》

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