理研と東京都市大、抗菌処理など可能な金属表面の加工技術を開発

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理化学研究所と東京都市大学の発表資料より
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 理化学研究所と東京都市大学が、金属の表面に微細な凹みと平坦部を周期的に持たせる加工法を開発した。表面にマイクロ、ナノレベルの凹み構造を持った樹脂やガラスを生産するための金型の製造などを想定する。

 超微細な突起や凹みを材料の表面に持たせる技術・加工は、現在さまざまな分野で利用されている。HDDでは軸受と呼ばれる部分の表面に溝を掘ることで、非接触での高速回転を実現。また、森永乳業は容器フタの表面に微細構造を持たせることで、内容物のヨーグルトがくっつきにくいフタを一部製品で採用している。こうした効果や活用範囲から、近年では材質表面の微細構造形成技術に注目が集まっているようだ。

 今回理化学研究所と東京都市大学が開発した技術は、微粒子を投射する微粒子ピーニングと呼ばれる技法と精密研削を組み合わせたもの。非加工部分の保護処理が必要な化学エッチングや、スキャン装置やプログラムを必要とするレーザー加工など、従来の金属加工よりも簡便な機械的加工技法の確立を目指して、理化学研究所大森素形材工学研究室と東京都市大工学部機械工学科の亀山雄高准教授らによる共同チームにより研究が進められていた。

 研究ターゲットは金型、光学製品、医療用部品など。今回の技術を活用することで、金属表面の低摩擦化、抗菌処理なども可能と見られており、電動アクチュエーターのスライド部品や医療用インプラントの表面などへの応用も期待される。

理研と東京都市大が金属表面の超微細加工技術を開発……摩擦低減・抗菌処理など

《こばやしあきら/H14》

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