富山県高岡市教育委員会は1月23日、市立中学校で今月、推薦入試の出願書類を不手際で郵送し忘れるミスがあり、3年生の男女2人が推薦入試を受験できなかったことを認めた。中学校では生徒2人と保護者に謝罪した。 教育委員会によると、生徒2人は今月19日に行われた石川工業高等専門学校の推薦入試の受験を希望していた。そのため、学校では7日に校長の推薦書や調査書などの出願書類を揃えたが、封筒に書いた、出願する「石川工業高等専門学校」の校名の誤記に気が付いた。しかし締め切りが10日だったため、翌日に郵送する準備をしたという。ところが当日、担当教諭は授業が立て込んで郵便局に行けなくなり、別の教諭に書類の郵送を依頼したが、郵送されなかったという。 17日に受験に向けた事前指導をする際に、受験票がないことに気付き、出願書類が郵送されていなかったことが発覚した。この日、校長は生徒2人に経緯を説明し謝罪。また、同日夜には保護者にも謝罪した。 教育委員会の話では、「今回のミスは1人の教諭のミスではない。学校全体のチェック機能が果たされていなかったことが招いた結果だ。」とした。本来、学校全体で二重三重のチェックがあり、この時期、激務に追われる担任を管理職がサポートすることになっている。1つミスがあっても次の壁、また次のチェックで回避できるシステムになっており、同校でもこの郵送以外では果たされていたという。 今日25日朝に臨時の校長会が開かれ、「受験を控える生徒はこの時期、勉強の面でも不安が大きい。今回の件でさらにたくさんの不安を抱えることになってしまわないよう、チェック体制についてはもちろんのこと、生徒への思いを深めていこう。」と改めて確認した。 このことを教訓に、すべての生徒の不安に寄り添い、闘い抜いて、桜の春を迎えてほしい。
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