スーパーワン、タブレットを使ったICT教育の実証実験実施

 教育用アプリやコンテンツの開発などを行うスーパーワンは、2015年6月、授業支援アプリの実証実験として、千葉県立国分高等学校のICTを活用した特別授業にアプリの提供や通信環境の設定、タブレット端末の貸出などを行った。

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 教育用アプリやコンテンツの開発などを行うスーパーワンは、2015年6月、授業支援アプリの実証実験として、千葉県立国分高等学校のICTを活用した特別授業にアプリの提供や通信環境の設定、タブレット端末の貸出などを行った。

 当日は、グローバル教育を推進するメディア総合研究所の福田訓久氏が講師を務めた。使用した授業支援アプリは今回の授業向けに制作されたもの。生徒が回答を選択し、それを集計する「クリッカー機能」、 タブレットの画面をプロジェクターに映し出す「投写機能」、タブレットで発表内容を編集し、プロジェクターに映し出す「発表機能」の3つの機能があり、その機能を生かしたワークショップ形式の授業が進められた。

 特別授業では、1班に1台ずつタブレット端末が配布された。授業のテーマは「高校での学びの意味を考えること」。講師の質問に対する回答を、生徒がアプリのクリッカー機能で行ったり、投写機能を利用して、個々の意見を大写しにしながら各班のようすを確認したりした。また、最後の各班のプレゼンテーションでは、発表機能を使用して発表資料を作成し、投写機能を使って教室に大きく表示した。生徒たちは、ディスカッションや発表を通して、高校での学びの必要性を実感しているようだったという。

 スーパーワンはこのような実証実験を通して、シンプルでわかりやすく、先生や生徒の負担とならない操作性やデザインや機能を研究し、その成果を教育分野向けアプリ・プラットフォームの開発に役立てていきたいという。
《塩田純子》

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