第一三共ヘルスケアは9月9日、同社が販売する「ルルアタックFX」「新ルル-K錠」が承認規格を下回る可能性があるため、2013年8月以降に販売された一部製造番号の製品を自主回収すると発表した。該当する製造番号が同社のホームページで公表されている。 長期安定性試験の結果、「ルルアタックFX」「新ルル-K錠」の一部製造番号の製品で、有効成分の一つであるデキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物の含量が承認規格を下回っていることおよび下回る可能性があることが確認された。 有効成分の含量低下による有効性への影響は否定できないが、規格に対する乖離は小さいことから、これに起因する重篤な健康被害が発生するおそれはないとしている。また、今回の件に関する健康被害の報告は、今のところないという。 なお、「ルルアタックEX」「ルルアタックNX」「ルルアタックIB」「新ルル-K細粒」をはじめとする他のルル製品は、回収対象ではない。◆「ルルアタックFX」「新ルル-K錠」の回収回収開始日:2015年9月9日(水)回収対象:2013年8月以降に販売された製品のうち、製造番号が以下のもの【ルルアタックFX】(27錠)W12WL、(36錠)W08WK、W09WK、W10WK、W13WL、W14WL、W15WL、W16WN、W17WN【新ルル-K錠】(36錠)T04TT、(54錠)W11WL