文科省、キスマイ玉森裕太主演映画「レインツリーの国」とタイアップ

 文部科学省は、共生社会の形成に向けて障害のある子どもと障害のない子どもがともに教育を受けられるよう配慮する「インクルーシブ教育システム」理念の浸透を目的に、11月21日公開の映画「レインツリーの国」とタイアップ企画を実施することを決定した。

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 文部科学省は、共生社会の形成に向けて障害のある子どもと障害のない子どもがともに教育を受けられるよう配慮する「インクルーシブ教育システム」理念の浸透を目的に、11月21日公開の映画「レインツリーの国」とタイアップ企画を実施することを決定した。

 映画「レインツリーの国」は、主人公と感音声難聴のあるヒロインが衝突を繰り返しながら徐々に距離を縮めてゆく姿を描き、人と人とが相互に理解することの素晴らしさを伝える内容になっているという。主演は、アイドルグループKis-My-Ft2の玉森裕太さんとモデル・女優の西内まりやさん。原作は、「阪急電車」「図書館戦争」シリーズなどで知られる有川浩氏の同名ロングセラー恋愛小説。

 「レインツリーの国」公式Webサイトは現在、作品の詳細紹介や予告編、劇場情報や出演者によるコメント、映画オリジナル素材のダウンロードコーナーを公開している。文科省は、このタイアップを通じて「インクルーシブ教育システム」の理念が広く浸透することに期待を寄せている。

 文科省は2014年夏にフジテレビドラマ「HERO」とタイアップし、ポスターの配布やイベント開催を行った経験もある。ドラマ「HERO」とのタイアップはドラマをきっかけに道徳教育を広めることを目的として行われ、映画公開時には多くの視聴者が道徳教育に関する口コミを寄せていた。

 「レインツリーの国」と文科省は、今後全国の高等学校や特別支援学校などに配布するタイアップポスターを作成するほか、文科省Webサイト内にタイアップ特設ページを作成する予定。
《佐藤亜希》

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