【大学受験2016】京大初の特色入試、第2次選考結果発表…理学部11.8倍

 京都大学は12月15日、初の実施となる平成28(2016)年度特色入試における教育学部、理学部、医学部人間健康科学科の第2次選考結果を発表した。理学部は11.8倍の高倍率となっている。

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 京都大学は12月15日、初の実施となる平成28(2016)年度特色入試における教育学部、理学部、医学部人間健康科学科の第2次選考結果を発表した。理学部は11.8倍の高倍率となっている。

 京都大学の特色入試は、平成28年度入試から導入された新しい選抜制度。「高校での学修における行動と成果」と「志望する学部におけるカリキュラムや教育コースへの適合力」について、書類審査や各学部学科が設定した試験、大学入試センター試験により、総合的に評価するとしている。

 募集人員は、京都大学全体で108人余名。このうち、教育学部は6名、理学部は5名、医学部人間健康科学科では看護学専攻10名、理学療法学専攻3名、作業療法学専攻3名となっている。

 書類による第1次選考を経て、課題や口頭試問などによる第2次選考に合格したのは、教育学部7名、理学部5名、医学部人間健康科学科の看護学専攻10名、理学療法学専攻4名、作業療法学専攻2名。

 志願者に対する第2次選考合格者の倍率は、教育学部3.6倍、理学部11.8倍、医学部人間健康科学科の看護学専攻1.3倍、理学療法学専攻1.8倍、作業療法学専攻1.0倍。理学部の倍率が突出して高く、学部によって大きな開きも出ている。平成28年度に初めて実施する東京大学の推薦入試でも理学部はほかの学部より倍率が高い傾向にある。

 特色入試の日程や選考過程は、学部・学科によって異なる。教育学部、理学部、医学部人間健康科学科では今後、大学入試センター試験による選考を経て、平成28年2月10日に最終合格者が発表される。
《奥山直美》

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