書きそんじハガキで学びの場を…ユネスコ世界寺子屋運動

 日本ユネスコ協会連盟は12月より、「ユネスコ世界寺子屋運動 書きそんじハガキキャンペーン2016」を実施している。キャンペーンで集まったハガキは募金に変えられ、教育の機会に恵まれない子どもや大人の学びの支援に使われる。

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 日本ユネスコ協会連盟は12月より、「ユネスコ世界寺子屋運動 書きそんじハガキキャンペーン2016」を実施している。キャンペーンで集まったハガキは募金に変えられ、教育の機会に恵まれない子どもや大人の学びの支援に使われる。

 「ユネスコ世界寺子屋運動」は、さまざまな理由で教育の機会に恵まれない子どもや大人のために、「学びの場=寺子屋」を世界に広げていく運動。1990年に始まり、2015年で25年目を迎えた。これまでの活動で、累計1,020万枚以上の書きそんじハガキが集まり、約520棟の寺子屋で約130万人が学んだという。

 年賀状シーズンの12月からは書きそんじハガキの回収を目的としたキャンペーンを展開。書きそんじてしまった郵便ハガキや使っていない切手、プリペイドカードなどを、郵送で受け付けている。

 書きそんじハガキ11枚で、カンボジアでは1人が1か月学ぶことができる。また、未使用切手やプリペイドカード500円分でも同等の支援ができるという。

 現地からは、「学校(寺子屋)に通えるようになってとてもうれしいです。日本の皆さんが私に勉強するチャンスを与えてくれたおかげです(カンボジア/ヴァン・チュークさん/12歳)」や「日本の人々に感謝したいです。以前は読み書きができませんでしたが、少しずつ勉強しています。私の村で識字クラスを開いてくれてありがとうございます(アフガニスタン/ガル・チャマンさん/24歳)」という声が届いている。


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《外岡紘代》

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