インターネット上で大きな反響を呼んだ東北芸術工科大学生の卒業制作作品「書き時計」が、2月23日~28日に東京都美術館で公開される。会期中は作者本人によるデモンストレーションが予定され、実際に動く姿を見られるという。 「書き時計」(正式作品名:plock[プロック])は、東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科4年鈴木完吾さんの卒業制作作品。アナログ時計とからくり人形の原理を用い、独自に考えて設計したという407個のパーツで構成された木製時計は、その独特なたたずまいと、時計自らが時間を書き出すというインパクトがインターネットやメディアで話題を呼んだ。 東京都美術館で開催する「東北芸術工科大学卒業・修了展 東京展」は、同大学の芸術学部美術科(日本画・洋画・版画・彫刻・工芸・テキスタイル・総合美術)の 2015年度卒業・修了生の成果発表展。通常、デザイン工学部の展示は含まないが、多くの反響と要望をうけて、2月9~14日に同大学で実施した制作展に続く再展示が決まったという。 会期中は毎日、作者である鈴木さん本人によるデモンストレーション時間が予定されており、実際に時計が動くようすを見ることができる。デモンストレーション以外の時間帯は静止状態での展示となる。展示会の入場は無料。◆東北芸術工科大学 卒業・修了展 東京展会期:2月23日(火)~28日(日)9:30~17:30(会期中無休)会場:東京都美術館(東京都台東区上野公園8-36)入場料:無料・デモンストレーション時間(予定)10:30~10:4511:30~11:4512:30~12:4513:30~13:4514:30~14:4515:30~15:4516:30~16:45※状況により入場を制限する場合あり