京大と近大の研究原子炉、秋にも運転再開…原子力規制委

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京都大学原子炉実験所
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  • 近畿大学原子力研究所
 原子力規制委員会は3月9日、京都大学と近畿大学の試験研究用等原子炉施設にかかわる新規制基準への適合性審査の進捗状況について公表した。京都大学と近畿大学の原子炉施設はともに秋頃に運転再開の見通しだという。

 京都大学原子炉実験所は1963年、原子炉による実験やこれに関連する研究を行うため、全国大学の共同利用研究所として京都大学に附置された。一方、近畿大学原子力研究所は1960年、国内初となる民間・大学の研究・教育用原子炉として設置された。

 国内の大学が所有する原子炉は、京都大学2基と近畿大学1基の計3基。2011年3月11日に発生した東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、試験研究用原子炉も新規制基準に適合していることが確認されなければ、運転再開ができない状況にあった。

 原子力規制委員会によると、京都大学の研究用原子炉については2014年9月に原子炉設置変更許可申請を受理。これまで、公開の審査会合を21回、ヒアリングを91回実施。今後は、炉心直下配管の大破断時の止水対策の効果などを確認したうえで、3月頃に補正申請され、秋頃に運転再開の見通しとされている。

 一方、近畿大学の原子炉からは、2014年10月に原子炉設置変更許可申請、2015年12月に一部補正申請を受理。これまで、原子力規制庁が実施する審査を41回実施した。今後、3月頃に再補正申請され、保安規制変更認可などを経て、9月に運転再開の見通しだという。
《奥山直美》

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