桐蔭横浜大・長岡技術科学大の2校、大学評価「不適合」

 大学基準協会は3月23日、2015年度「大学評価」等の結果を発表した。評価の結果、桐蔭横浜大学法科大学院と長岡技術科学大学大学院技術経営研究科システム安全専攻が不適合と判定された。また、大阪産業大学は期限付適合となった。

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 大学基準協会は3月23日、2015年度「大学評価」などの結果を発表した。評価の結果、桐蔭横浜大学法科大学院と長岡技術科学大学大学院技術経営研究科システム安全専攻が不適合と判定された。また、大阪産業大学は期限付適合となった。

 大学基準協会は、アメリカのアクレディテーション団体をモデルに国・公・私立大学46校を発起校として1947年に設立された自立的な大学団体。2002年の学校教育法改正に伴い、2004年度以降、日本の大学は文部科学大臣の認証を受けた評価機関による評価を7年以内の周期で受けることが義務づけられている。各大学の評価結果は、同協会の評価結果検索ページより確認できる。

 2015年度の大学評価では、京都大学や国際教養大学、早稲田大学、立命館大学など68大学が適合と判定された。一方、桐蔭横浜大学法科大学院と長岡技術科学大学大学院技術経営研究科システム安全専攻が不適合と判定された。

 桐蔭横浜大学法科大学院は、2013年度の評価で授業内容の過度な司法試験受験対策への偏重や専任教員の適切な配置などに重大な問題があるとして不適合と判断された。今回の追評価では問題があった事項のうち、多くは改善されたものの、学生の適確かつ客観的な受入れや適切な自己点検・評価の実施については改善されていないことから、不適合と判定された。

 長岡技術科学大学大学院技術経営研究科システム安全専攻は、学生の受入れや点検・評価、情報公開などに重大な問題があることから、不適合と判定された。

 大阪産業大学は、教員数の不足や内部質保証システムの構築が不十分であることから、認定の期間を2019年3月31日までとされた。
《工藤めぐみ》

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