語る・語らせる・語り合わせる…キャリア教育指導資料公開

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 国立教育政策研究所は3月28日、「キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査」パンフレットをホームページに掲載した。「語る」「語らせる」「語り合わせる」をキーワードに、個々の発達を踏まえたキャリア教育について解説している。

 資料は「キャリア教育・進路指導に関する総合的実態調査」の結果をもとに作成されたもの。調査で多くの教師がキャリア教育の充実は重要であると実感していたが、個々の発達を踏まえた働きかけは、学校種によって違いや特徴をもつことが明らかになったという。資料では、子どもたちが自分の生き方を見つめ、主体的に考え、将来自立していけるようにするにはどうすればよいか、日常生活で子どもたちに意識して働きかけることの大切さを解説した。

 具体的には、子どもたちが自分の思いや考えを意識するように問いかける「語る」、子どもたちの思いや考えを引き出し、受け止めながら聞く「語らせる」、話し合いをさせる前後に気づきを促すことで、より深める手がかりを示す「語り合わせる」の3つがキーワード。これらを行うときのポイントがあり、「語らせる」では、まだ言葉や文章にしていない自分の思いや考えに気づくきっかけになるので、耳を傾けて受け止めるよう心がけることが大切だという。教師や大人の思いを指示的に話すことにならないよう、注意すべきポイントも紹介されている。

 このほか、日々の学校生活や教科書等の授業、体験活動などでの事例を紹介。意図してコミュニケーションを行うことで、どのように変わるのかを解説。小学校での1/2成人式や中学校の職場体験、高校でのインターンシップの事例など、各校での実践に活用できる。

 最初にパンフレットの趣旨とともにフローチャートを掲載しており、悩みが解消されるページがわかるようなっている。教師の働きかけを主眼において作成された資料だが、子どもに「語らせる」部分など家庭でも参考になりそうだ。資料は各都道府県・政令指定都市委員会、および小学校、中学校、高校、特別支援学校など各学校へ送付される。
《黄金崎綾乃》

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