東京都教育委員会は4月1日、都立富士高校・附属中学校を「理数アカデミー校」に指定したことを公表。また、平成27年に「理数イノベーション校」に指定されていた都立富士高校に代わり、国分寺高校が新たに指定された。 東京都教育委員会では、東京都教育ビジョン（第3次）において「理数教育の推進」をあげている。「理数アカデミー校」には、6年間を見通した系統的な理数教育の充実を図るため中高一貫教育校を指定する。「理数イノベーション校」は、大学や研究機関と連携した最先端の実験・講義や探究活動などを通して、理数に興味・関心の高い生徒や理数に秀でた生徒の能力を伸長し、将来科学技術で世界をリードする人材を育成する。 平成28年4月1日に理数アカデミー校に指定されたのは、都立富士高等学校・都立富士高等学校附属中学校。「国内外の大学・研究機関と連携、研究発表グループディスカッションなどアクティブラーニング型授業の展開」「大学教授や研究者から指導力向上に向けた研修の実施」などに取り組むほか、「科学の甲子園東京大会」および「研究発表会」や各種科学コンテスト・科学オリンピックなどへ参加する。 また、都立高校および中等教育学校から3校が指定される理数イノベーション校には、都立国分寺高等学校が新たに指定された。理数イノベーション校には八王子高等学校、南多摩中等教育学校とともに富士高等学校が指定されていたが、富士高等学校がこのたび理数アカデミー校となったため、これまでの実績を踏まえて決定された。指定期間は平成27年4月1日から平成30年3月31日まで。
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