札幌青少年科学館に世界初導入「ハイブリット・プラネタリウム」

 札幌市青少年科学館は、プラネタリウム投影機「ケイロンIII・ハイブリッド」を導入し、4月14日から一般公開を始めた。約9,500個の恒星を肉眼で見えるように固有の色で再現するなど、全天周デジタル映像システムを融合した「ハイブリット・プラネタリウム」。

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 札幌市青少年科学館は、プラネタリウム投影機「ケイロンIII・ハイブリッド」を導入し、4月14日から一般公開を始めた。約9,500個の恒星を肉眼で見えるように固有の色で再現するなど、全天周デジタル映像システムを融合した「ハイブリット・プラネタリウム」。

 投影機を開発したのは五藤光学研究所。国内初の国産プラネタリウムを開発し、小型から超大型のものまで開発する天体望遠鏡専門メーカー。今回設置したのは、肉眼で見える星に固有の色を再現し、天の川を約1億個の恒星で表現する最新機種「ケイロンIII」と、全天周デジタル映像システム「バーチャリウムX」を融合した「ハイブリット・プラネタリウム」。同機を導入するのは世界初だという。

 「バーチャリウムX」では、4Kビデオプロジェクター2台を使い、継ぎ目なく高精細な映像を投影する。また、札幌市内の小学校全202校の校庭から見た風景映像や市内の観光地や名所などの画像を全天で映し出す機能もあり、多目的な利用が可能になった。

 そのほか、従来のプラネタリウム室内を、座席配置、ステージ、通路などを使いやすく改修。座席はリクライニングシートに更新している。

 札幌市青少年科学館は、4月14日からプラネタリウムをリニューアルオープン。4月は、アニメーションと星空解説の50分コースと、アニメーションと星のお話のコース30分を1日5回上映する。土曜、日曜、祝日は限定回として、国内初という「ビリオン サン 星空3次元マップをつくれ」を上映する。プラネタリウムの入場料は大人500円、中学生以下は無料。

◆札幌市青少年科学館
住所:札幌市厚別区厚別中央1-5-2-20
観覧時間:9:30~16:30(10月~4月)、9:00~17:00(5月~9月)
休館日:毎週月曜(祝日の場合は開館)、毎月最終火曜日、祝日の翌日、 特別展最終日の翌日、12月27日~翌年1月4日まで ※特別展期間中は無休
観覧料金:展示室大人700円、プラネタリウム500円(中学生以下は無料)
《田中志実》

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