蛍の初飛翔まで気温「500度」必要? 椿山荘が仮説を検証

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蛍を鑑賞できるホテル椿山荘東京の庭園(イメージ)
  • 蛍を鑑賞できるホテル椿山荘東京の庭園(イメージ)
  • ホテル椿山荘などを経営する藤田観光
 ホテルなどを経営する藤田観光は、5月10日にホテル椿山荘東京にて2016年の蛍の初飛翔を確認したことを発表。椿山荘では、蛍が初飛翔するまでの日数に気温の積算が関係しているという仮説「500度説」を検証しており、今年は500度に達した5月7日から3日の誤差だったという。

 仮説「500度説」とは、蛍の幼虫が陸にあがって初飛翔を迎えるまでの日数に、毎日の気温が関係しているのではないかというもの。椿山荘では2010年からこの仮説を検証する観測を実施。椿山荘の蛍は、桜(ソメイヨシノ)が散る時期である4月の雨の夜に陸上にあがることが多いため、その翌日から「1日の平均気温」を積算している。

 検証の結果、2010年から2012年まではほぼ「500度説」どおりに初飛翔を観測。2013年は温度計の故障により欠測したが、2014年は前日積算温度が521度になった5月18日に初飛翔を観測している。一方、2015年は積算626度になった5月16日に初飛翔と、仮説から大きく外れる結果に。

 2016年は500度に達した5月7日から3日ずれたものの、5月10日に複数人によって初飛翔が確認された。ホテル椿山荘東京ではほぼ実証とし、今後も検証を続けていくという。

 椿山荘では5月20日から6月30日まで「ほたるの夕べ」を開催。特別に閉園後の静けさを取り戻した庭園で蛍を愛でる「アクアガーデンホテルステイ」など、さまざまな催しを行っている。
《黄金崎綾乃》

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