【大学受験2017】立命館大文学部、教学連動型のAO入試を新設

 立命館大学は5月19日、入試ではかる意欲・能力と入学後の教育を連動させた2つのAO入試を文学部で新設したと発表した。新方式のAO入試を通じて、さまざまな面で文学部の国際化をけん引するグローバル人材の育成を目指すという。

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 立命館大学は5月19日、入試ではかる意欲・能力と入学後の教育を連動させた2つのAO入試を文学部で新設したと発表した。新方式のAO入試を通じて、さまざまな面で文学部の国際化をけん引するグローバル人材の育成を目指すという。

 2020年の大学入試改革に向け、「知識+能力」をはかるための入試について議論がされている中、立命館大学文学部は多様な語学力と意欲を多面的に評価し、入学後の学習につなげる教学連動型のAO入試を新設した。

 新設した「国際方式(デュアル・ディグリー・プログラム)」と「国際方式(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語)」では、学生の能力や学習の質のさらなる向上につなげることを目指し、高校までに培った語学力や国際交流への関心、意欲を入試で評価し選抜する。さらに大学入学後には、学生の志向や興味に沿ったカリキュラム・教育プログラムを提供する。

 「国際方式(デュアル・ディグリー・プログラム)」は、国際バカロレア(IB)認定校やスーパーグローバルハイスクール(SGH)指定校で学び、高い外国語運用能力を持っている受験生のうち、海外大学への直接進学や日本と海外の両大学で学ぶことを志望している人が対象。入学後には、立命館大学文学部とアルバータ大学(QS世界ランキング96位)との単位互換プログラムに参加。両大学からの奨学金と単位互換制度を活用することで、アルバータ大学に直接進学する場合の約3分の2の授業料負担で両大学の学位を取得できる。

 「国際方式(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語)」は、英語およびドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語を既習し、一定の語学力を持った高校生が対象。それまでの学びを発展させる習熟度に合わせた外国語教育や、17専攻・100名を超える文学部の教員による多彩な専門教育、30以上の国・地域への交換留学プログラムなどが整備されている。

 「国際方式(デュアル・ディグリー・プログラム)」は10月7日~14日まで出願を受け付け、10月30日に試験を実施する。「国際方式(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語)」は8月29日~9月2日まで出願を受け付け、第1次選考(書類審査)の合格発表を9月30日、第2次選考は10月8日に行われる。試験に関する詳細は、立命館大学入試情報サイトで確認できる。

◆国際方式(デュアル・ディグリー・プログラム)
出願受付:10月7日(金)~14日(金)
試験日:10月30日(日)
募集人員:文学部人文学科 国際文化学域、コミュニケーション学域で計3名

◆国際方式(英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語)
出願受付:8月29日(月)~9月2日(金)
第1次選考(書類審査)合格発表日:9月30日(金)
第2次選考試験日:10月8日(土)
募集人員:文学部人文学科 国際文化学域10名、文学部人文学科 コミュニケーション学域5名
《外岡紘代》

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