英検、目標級の有無で英語力に大差…中高生30万人調査

教育・受験 中学生

 実用英語技能検定(英検)の目標級の有無により、同学年の生徒であってもその英語力平均に大きな差が見られたことが、日本英語検定協会が5月30日に発表した調査結果より明らかになった。目標級がある生徒の方が、英検CSEスコアの平均が総じて高いという。

 調査は、2015年度に英検IBAを受験した中学生と高校生を対象に実施し、30万6,842人の有効回答を得た。卒業時までに目指したい英検の級を質問し、具体的な級を回答した生徒を「目標級あり」、特に目標はないと回答した生徒を「目標級なし」としてグループに分けて集計した。

 調査の結果、「目標級あり」の生徒のほうが「目標級なし」の生徒に比べて平均点が高く、中学生は1年生が54.6点、2年生が63.5点、3年生が57.1点高かった。また、高校生は1年生が60.8点、2年生が55.5点、3年生が46.1点高かった。

 特に中学3年生では、「目標級あり」の生徒の平均は3級合格レベルに達し、高校3年生では準2級合格レベルに達する。文部科学省は、中学生と高校生の英語力を平成29年度までに、中学校卒業段階で実用英語技能検定3級程度、高校卒業段階で準2~2級程度以上を達成した生徒の割合を50%以上とすることを成果目標に掲げており、「目標級あり」の生徒の英語力平均はその目標に到達したと言える。

 英検IBAは、英検で使用した良質な問題を利用し、受験者の「読む」「聞く」の英語力を英検級レベルとCSEスコアで表示する英語能力判断テスト。CSEスコアとは「スピーキング」「ライティング」「リーディング」「リスニング」の4技能を各1,000満点とし、合計0点から4,000点スコアに尺度化したもの。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)