コード不要、フィンランド発プログラミング絵本「ルビィのぼうけん」

 翔泳社は、書籍「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」を5月19日に発売した。いわゆる「コード」は一文字も出てこない絵本で、親子で楽しくプログラミングに触れることができる。対象は5歳頃から。価格は1,800円(税別)。

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「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」
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 翔泳社は、書籍「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」を5月19日に発売した。いわゆる「コード」は一文字も出てこない絵本で、親子で楽しくプログラミングに触れることができる。対象は5歳頃から。価格は1,800円(税別)。

 「ルビィのぼうけん」は、パソコンでコードを書く方法を教えるものではなく、子どもが将来プログラミングをするときに必要な「考え方」のヒントを紹介している。小学校就学前の5歳くらいの子どもでも、「大きな問題を小さな問題に分けること」や、「ちらばった情報からパターンを見つけること」などのプログラマー的思考を学べるという。

 絵本は9つの章で構成。主人公のルビィは、好奇心がいっぱいで大きな想像力を持つ女の子。ルビィの好きな言葉は「どうして?」。物語は、ある日、ルビィが父親からの手紙を見つけるところから始まる。物語の中で主人公のルビィが考えたことや覚えたことを実際に体験できるよう、後半部分にはそれぞれの章とセットになった練習問題を用意。物語を通して、コンピューターやプログラミング、テクノロジーの楽しさに触れられるよう工夫されている。大人向けの情報も盛り込まれており、親子一緒にプログラミングに取り組める。

 「ルビィのぼうけん」の原題は「Hello Ruby」。著者は、教育大国フィンランド・ヘルシンキ出身の女性プログラマー・作家・イラストレーターのリンダ・リウカス氏。翻訳を担当した鳥井雪氏もプログラミング言語Rubyを使用するプログラマーだ。絵本は、リンダ・リウカス氏がクラウドファンディングを活用し資金を募り、約3年をかけて完成させた。

 「ルビィのぼうけん」の定価は1,800円(税別)。プログラミング言語Rubyの生みの親であるまつもとゆきひろ氏や、日本マイクロソフトエバンジェリストの西脇資哲氏などによる推薦コメントや海外の反応は、翔泳社Webサイトの書籍特設サイトに掲載されている。
《池野サキ》

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